鳥取大学附属小学校 校長 山下博樹

鳥取大学附属小学校 校長 山下博樹

今年度の取組と目標 -ICT活用と働き方改革-

新しい1年がスタートし、1か月が経ちました。昨年度は未知の新型コロナウイルス感染症におびえ、戸惑う1年間になってしまいました。当面ウィズ・コロナの状況は変わりそうもありませんが、子供たちの教育の質的低下を招くことがないよう、昨年度同様知恵を出し合いながら取り組んでいきたいと思います。

さて、本校でもGIGAスクール構想にともなうひとり1台のタブレット導入が完了しました。5月から授業での使用がスタートし、教室からはタブレットを操作する子供たちの楽しそうな声が聞こえるようになりました。先日の本校教職員の研修会で、本校が昨年度からICT活用でアドバイスを頂戴している放送大学教授の中川一史先生から、子供たちにとってタブレットが特別な道具ではなく、鉛筆やノートのような文房具のひとつとして利用することができるようになることが当面の目標であることをご教示いただきました。そのためには日常的にタブレットに触れる機会を多くつくり慣れてもらいながら、他方で学習にどのように活用できるのかを日々子供たちに示していくことが必要だと思いました。コロナ禍で自宅学習を余儀なくされる事態も考えられ、リモート授業などへの対応も課題ではありますが、通常の学習においてもタブレットの使用が定着し、学びの環境改善につながることを期待しています。

本校ではこうした動きに対応した地域のモデル校としての役割を果たすべく、本年度の教職員の研究課題にICT活用の実践を掲げ、年間を通していろいろな教科、学年の授業でのICT活用の実践例を蓄積し、年度末には第1弾の授業実践事例集を公表することを目標に取り組みます。

昨年度、取組を宣言した働き方改革については、新型コロナ対応もあり十分に時間を割いて検討することはできませんでした。そのなかで昨年度は教職員の最終退勤時間を定めることで月80時間以上の超過勤務者は発生しませんでした。他方で、先生方には時間の管理を窮屈に感じる声が多く上がりました。そこで本年度は、教職員各自が時間を管理しながら勤務し、その勤務の状況を日常的に管理職もチェックできる仕組みに変更しました。マンパワーが増えない状況で、業務量は変わらないわけですから、勤務環境の改善が容易ではないことは自明でしたが、何とか先生方の実感として働きやすさは感じて欲しいと思っています。こちらも当面はより良い仕組み探しの試行錯誤を繰り返しながらになりそうですが、先生方と知恵を出し合って取り組む所存です。

本校に関わるすべての人にとって充実した満足度の高い環境の整備に取り組みたいと思います。引き続き、ご支援、ご協力の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

令和3年5月

鳥取大学附属小学校

校長 山下 博樹